yumeのブログ

日々の出来事

故郷

藤下英雄は、駅に降り立つ、ここは第二の故郷である。実は若いころ駅前再開発プロジェクトの仕事に携わっていた。この再開発プロジェクトの工期が短く過酷な事になるとは、今思えば想像することなど出来無い。それに工期も遅れるし現場作業員も不足していた。毎日現場では残業が続く状態でした。そうした中で、再開発現場で事故が起きました。初めは工事現場で起こる事故でした。しかし詳しく調べて行くと、不思議な事が起きていたのです。地上十五階の足場から鳶が転落する死亡事故が起きました。

地元警察の現場検証では事故死として処理されました。死亡した鳶の名前は、木村勇作、年齢45歳、出身地は、島根県大田家族は無く身元引受人もなく、それでこの地にある。寺で無縁仏として葬られておりました。ところが、10年位して木村勇作と名乗る男がこの地に突然出現したことで、この作業事故がただの事故で済まない事態となり見直される事となる。それで藤下英雄が再捜査の協力をするために再び駅に降り立つのである。

鳥取県警の捜査車両が、すでにわたしを迎えに鳥取駅着いていた。わたしは、二名の刑事に取り囲まれて捜査車両に乗る。車内は,挨拶以外はほとんど会話も無く無言のままだ。かれこれ30分〜40分位で鳥取県警に着いた。しばらくして、取り調べ室で取り調べが始まる。わたしは、これから何が起きようといるか考えもつかない

続きは次回をお楽しみください。

 

 

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ねこの寝たろう